英語人材について
日本企業が海外市場へ展開するためには、英語人材が必要不可欠です。海外企業と商談や外国人従業員と会話をするときに、英語人材がひとりいるだけで、コミュニケーションが円滑に進みます。
企業のグローバル化と人材不足が加速するにつれ、市場価値が高まる英語人材。「英語人材」と言うと、英語力に着目されがちですが、実は主体性や異文化理解力が必要不可欠となります。
少子高齢化による人口減少で国内市場が縮小するのを受け、より経済成長が見込まれる海外市場へ進出しようとする企業は増えています。海外進出には、海外企業との取引や、自社の外国人従業員とコミュニケーションが取れる英語人材が欠かせません。
あるグローバル人材に関する調査によると、グローバル人材の採用や育成を重要かと捉える質問に対して、企業や官公庁の約47%が「重要である」、16%が「非常に重要である」と回答しました。
企業が海外展開をするために、今まさにグローバルな人材を養成することが求められているのです。
グローバル化の加速に伴い、異文化への理解と日本人としてのアイデンティティーを双方に理解することが重要視されています。
自文化・異文化に対して関心や尊敬の念があると、相互理解が深まり、円滑なコミュニケーションが可能になります。
日本人は「真面目」や「誠実」などが挙げられますが、アメリカ人は「個人の尊重」「自己主張の強さ」などが強い傾向にあります。
グローバル人材として活躍するためには、自己のスタイルを保ちながらも、相手の考え方や国民性を尊重しなければなりません。
たとえば、日本人は仕事において就業時刻が過ぎても、周囲が働いているとなんとなく残業をしてしまう・・・ということがしばしば。しかし、海外では自分の仕事が終わり、就業時刻を過ぎたら、すぐに帰宅することが多いです。
各国の常識や文化を理解した上で、相手に対してのリスペクトの気持ちを忘れないようにすれば、グローバルに活躍できる英語人材になれるでしょう。
また、上司からの指示を待つのではなく、主体性や積極性をもち、行動しなければなりません。
海外業務を円滑に進めるためには、取引先の国の国民性や政治経済、市場などを主体的に学ぶ必要があります。
自身で学び、行動できる資質がグローバル人材に最も強く求められている部分でしょう。