外資面接の“逆質問”で評価される質問例10選｜合否を左右する「質問力」とは

外資面接の“逆質問”で評価される質問例10選｜合否を左右する「質問力」とは

外資系企業の面接では、最後に必ずと言っていいほど聞かれるのが
「Do you have any questions?（何か質問はありますか？）」
いわゆる“逆質問”です。

実は、外資系ではこの逆質問が評価の大きなポイントになります。
なぜなら逆質問は、

• 業務理解
• 思考力
• 自走できる人材か
• 企業とのフィット感
• 会話力（コミュニケーション力）
を総合的に見られる絶好の機会だからです。

この記事では、外資面接で高く評価される逆質問の例を10個紹介します。

■ 逆質問で見られている3つのポイント

外資系の面接官が重視するのは、主に次の3点です。

1. 役割（Role）の理解度

応募ポジションの責任範囲や難易度をきちんと理解しているか。

2. 成果を出せる人材か

入社後のオンボーディング・成果までのロードマップを考えているか。

3. パフォーマンス志向（High Performance Mindset）

「成果を出したい」という意欲を、質問から読み取られます。

■ 外資面接で評価される逆質問例10選

① このポジションで“最も早く成果を出せる人”の共通点は何ですか？

入社後の活躍イメージが明確で、成長意欲の高さを示せます。
「何をすれば評価されるか」を自ら言語化しようとする姿勢は非常に好印象。

② 最初の90日（First 90 Days）で期待されるゴールを教えてください。

外資のマネジメントが重視する「90日ルール」を理解していることを示せます。
オンボーディングの方向性を確認する質問は業務理解力の高さが伝わります。

③ チームの成功を支えている最も重要なKPIは何ですか？

定量的な仕事の進め方を重視する外資文化にマッチ。
パフォーマンスドリブンな姿勢を評価されます。

④ このポジションの前任者が直面していた課題はありますか？

成功・失敗要因を事前に把握し、入社後のギャップを最小化できます。
課題解決志向の高さを示せる良い質問です。

⑤ チーム文化（Team Culture）で大切にされている価値観を教えてください。

「カルチャーフィット」を見極め、かつ自分がどう貢献できるか紐づけやすい質問。
外資系では文化フィットが合否を大きく左右します。

⑥ 年間評価（Performance Review）はどのような基準で行われますか？

成果主義の評価軸を理解しにいく姿勢は高く評価されます。
特に外資では “どう評価されるかを理解する＝成功確率を高める行動” とみなされます。

⑦ チーム内の他部署・海外拠点との連携はどの程度ありますか？

外資系で必須の「クロスファンクション対応」に前向きな姿勢を示せます。
英語力のアピールにもつながる質問です。

⑧ このポジションで成功するために、入社前に準備しておくべきことはありますか？

学びの意欲を示しつつ、面接官の好印象につながる質問。
面接官が「この人は伸びそう」と感じるポイントです。

⑨ 今後の事業成長で、最も注力している領域はどこですか？

会社視点で物事を捉えられる力をアピールできます。
ビジネス理解の深さは高く評価されます。

⑩ 私の経験の中で、特に企業として期待できるポイントはどこだと感じますか？

自分の強みを相手の言葉で確認できる極めて強い質問。
フィードバックを面接中に引き出せる人は好印象です。

■ 良い逆質問の構造は「Why ＋ How」

良い逆質問は、単なる情報収集ではなく
「自分が貢献するための情報」を深掘りする質問です。

✔ 具体的
✔ 業務理解につながる
✔ 成果への意欲が伝わる

この3つが揃うと、面接官の印象が大きく変わります。

■ まとめ：逆質問は“評価されるための時間”

外資面接における逆質問は、義務ではなく
自分をアピールできる最後のチャンスです。

今回紹介した質問例を参考に、
「この人と仕事がしたい」と思われる逆質問を準備しておくと
合格率が大きく上がります。