外資系面接対策②
前回に引き続き外資系面接対策②です。
事前準備をしっかり行いアピールしていきましょう!
⑤なぜ今の仕事を辞めたいのですか?/ Why do you want to leave your current company?
あなたの人柄や方向性を確認するテストなのです。この質問を受けた場合の3つのポイントについてお話します。
常に肯定的(ポジティブ)に答える
採用担当者は、あなたの人柄や態度を見ています。現在努めている会社、仕事、上司の悪口はNGです。常にポジティブに答えなければなりません。
このポジションがより可能性を高める
その会社やポジションについて知っていること、調べたことを相手に伝えて、現在もできるベストのことを実行しているが、このポジションで働くことによってより可能性が高まる、やりたいことが実行できる、将来のキャリアプランにつながることを説明します。
自分のキャリアにフォーカスする
あなたは、後ろ向きではなく、前を向いている人だと思われるように、次の仕事で何を得たいかという観点から、転職したい理由を説明しましょう。
⑥なぜあなたの経歴にギャップがあるか説明してください。/Can you explain why there is a gap in your experience?
あなたが面接に呼ばれているということは、ギャップによってあなたを判断した訳ではありません。この質問にうまく答えるポイントを3つお伝えします。
休みのメリットをアピールする
家族のために退職しても、あるいは解雇されても、その時に得た良いことを話題にしましょう。ギャップの間に得た有用なスキルをアピールする機会でもあります。
正直に伝える
嘘をつくよりは真実を話しましょう。ほとんどの場合、ギャップがあってもそれ自体ネガティブに捉えられることはありません。産休、病気、業務縮小による会社都合の退職、勉学のための自己都合退社など、合理的な理由があれば納得してもらえます。
自信を持って話す
例えば、仕事を休んでいたとしても、恥ずかしい、申し訳ない、恥ずかしいという態度は避けましょう。面接官はそれに気づくでしょう。より冷静に、簡潔に、そして自信を持って、受け答えをすることで、面接官により安心してもらえるはずです。
⑦希望の年収額は?/What are your salary expectations?
必ず聞かれる質問なので、答え方のヒントを3つ紹介します。
給料は範囲で示す
採用・不採用の決定に直接関係がないHR(人事)がこの質問をする場合、会社規定の予算内かをみている場合が多い。きちっとした会社になる程、ある程度レンジが決まっており、よっぽどのことがなければレンジを大きく超える給与は提示できません。まずは、現職の給与水準を正直に伝えます。この質問がでた場合、最初から具体的な数字を提示するのではなく、ある程度のレンジを伝えましょう。もし、相手に現給与が想定ポジションの給与レンジから高すぎると思われている場合、自信を持って、お金じゃなく仕事のやりがいやキャリアが大事だということを説明しましょう。給与の交渉は、面接に合格してからもう一度チャンスがあります。
類似ポジションの給与水準を調査する
妥当なところからスタートしましょう。類似する求人はたくさん求人サイトで見つかります。他の企業が類似のポジションにどのくらいの給料を支払っているかを調べ、リサーチの結果及び現職の給与を元に話してみましょう。そうすれば、単なる思いつきで話しているのではなく、マーケットと現職の給与に基づいて話しているという客観的な印象を与えることができます。
⑦5年後の自分をどのように考えていますか?/Where do you see yourself in 5 years?
この質問は
(1)候補者が自分のキャリア・プランに真剣に向き合っているか、
(2)候補者が入社後、どのように貢献したいと考えているか(つまり採用ギャップはないか)を把握しようとしています。
3つのポイントをお伝えします。
肩書の話は避ける
このポジションで入って2年後にはSupervisorになります、5年後にはManagerになります、といった入社してもいない会社での肩書の話しをすると、あなたが現実を踏まえずに想像する人だという印象を与えてしまうかもしれません。
2つのブロックで話す
5年をうまく説明するためには、最初の2〜3年と次の2〜3年という形で2つのブロックに分けて説明しましょう。まず、現職ではこういう仕事をしているという説明をして、転職後最初の2〜3年では何を達成したい、次の2〜3年では何を達成したい、という形で説明することによって、あなたがロジカルな人間だと理解してもらえるでしょう。
相手の立場で話す
あなたが提供できる価値を中心に説明しましょう。特に転職をして最初の2〜3年はジョブ・ディスクリプションに沿った内容で説明し、次の2〜3年は、担当範囲を拡大するストーリーが説明しやすいと思います。例えば、管理する顧客数、管理する部下の数、管理するロケーション数、別の関連する業務など、です。
⑧逆に、私への質問はありますか?/ Do you have any questions for me?
面接の最後でほぼ必ず聞かれるフレーズです。ここからが本当の勝負です。もしかしたら面接官の中であなたはボーダーラインにいる人かもしれません。この質問で気を抜いて適当な質問をすると、ボーダーライン上にいたあなたはボーダーラインの下に行く可能性があります。逆に、ボーダーラインの下と思われていても、この質問にうまく対処できれば、ボーダーラインの上に行く可能性だってあります。面接官が良い候補者だったと推薦してくれるよう事前準備して質問しましょう。特にありません、、は絶対にNGです。
いかがでしたでしょうか
事前準備をしっかりしておけば、問題はありません。
何度も反復して練習してご自身のスタイルを作って頂けますと幸いです!